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第一次降下メンバー |
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地球を離れた移民船団は永きに渡り、星の海をさまよった。十分なテラフォーミング技術を有してはいたが、恒星からの一定の距離、惑星の資源と大きさ、重力の問題など人間が住むための条件を満たす惑星を探すのは困難であった。人類は地球を失ったのか?それとも余剰人口の放出先なのか?それは不明であるが、この星はようやく見つけた人類の新天地である。若き日のアシュレイ(ロック)の夢はその新天地を切り開き、母なる第二の地球となる豊かな大地を作る事だった。そこに選ばれ最初の一歩を記すのは、それなりのスキルを持った人間が中心となる。誰も彼もがすぐに降りる事が出来る訳ではなく、大部分はデータバンクと停滞睡眠状態に置かれ、都市開発能力を持つ人間が最初に降下した。また、移民船内で起きていた人間のうち、イルミナのように残った人間は、蘇生技術を持つチームか、テラフォーミング技術を持つチームだった。こうして、地表で受け入れ態勢が出来れば、覚醒させられた人間がまた降下して行くことになる。
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オリジナルリゼンブル |
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アシュレイに組み込まれたリゼンブル、それはソルティと同レベルのテクノロジーで、エウノミアによって作られていた。その後のリゼンブル技術は、エウノミアから提供された図面を元に、R.U.Cで作られたもので、オリジナルよりも数段劣る。実はジョセフも同様のオリジナルリゼンブルをエウノミアによって組み込まれていたが、R.U.Cを出る際に自ら外し、それによって彼は延命処置を失い老化している。ちなみに彼のリゼンブル箇所は内臓器のどこかであったらしい。
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エウノミアの活動停止 |
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第二次降下隊として来たジョセフは、コンピュータに全ての管理を委ねる危険性を感じ、秘密裏にバックアップシステムを緊急停止装置として使用出来るように改造していた。これは、街の建設当時だったから出来ることで、それは彼しか知らないことでもあった。だが、この停止装置はあくまでも緊急用の一時的なものであり、キーが壊れてしまえばエウノミアは再稼動する。
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ロック |
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アシュレイの本名。彼はおよそ200年の間、何度も名前と身分を変えていた。ソルティがこの世界に来た理由は、一つは暴走したエウノミアを止めることだったが。イルミナに頼まれていたロック=アシュレイに伝言を伝える事も彼女の目的だったのだろう。
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ディケとエウノミア |
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エウノミアはギリシア神話における秩序の女神で、都市管理を司るコンピュータとして相応しいと考えられ、命名された。それに対し、ディケは人類を見守り正義を行う女神で、人と共に歩むことを義務付けられていたので、人の姿を与えられた。神話のディケは、人に絶望し星の世界に帰ったが、本作のディケはソルティとして人の心やぬくもりを知り、今生きる人々を信じて、人を管理しようとするエウノミアの暴走を是正する。
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